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- 2018年2月28日
「ロイヤルなひと」のホロスコープ
インド占星術学習者(初級・中級)向けの記事です。 どうもこんにちは。アキュバルです。 今回は星座の象意について。 ウェブサイトの「インド占星術について」で、「星座から分析をおこなうことはほとんどない」と書きました。 それはある意味、「星座占い」が占星術だと思われている現状に対するカウンターとして書いた部分もあるので、インド占星術が星座分析をまったくしないわけではありません。 特にインド占星術の「ジャイミニ」と呼ばれる技法を使う時や、また、ひとつの星座に惑星が集中しているような場合ですね。惑星集中とは、一般的には(ラーフ・ケートゥを除く)3つ以上の惑星がひとつの星座に在住している状態のこと。 例えばこんな感じです。 相談者のIさん(女性)のホロスコープ。 8ハウスの蟹座に土星と太陽が、9ハウスの獅子座に金星と水星と火星が在住しています。 僕はこのことに気づいて 「なんかロイヤルだなぁ・・・。蟹座と獅子座に惑星が集まってる。気位が高そうですよね」 とつぶやくと、Iさんは 「そうなんです・・・。会社の同僚からも『お嬢』っていわれてます」 というお返事。

- 2018年2月22日
【5室】の象意
トリコーナ・ハウス※の一つ。高い知性と識別力。子孫。創造性。ロマンス(恋愛)。文学の才能。投機。プールヴァプンニャ(過去生の功徳)。マントラを詠唱すること。威厳。叙事詩(古典)。 5室に影響する惑星は、教育のパターンをあらわす。 ※トリコーナハウスとは、ラグナの星座から数えて1、5、9番目の星座のこと。女神ラクシュミに象徴される「幸運」のハウス。 インド占星術鑑定のご依頼・お問い合わせはこちら https://www.akbar.space/contact

- 2018年2月21日
ホームページ開設のムフールタ
※困ったときは、ムフールタを見てみましょう インド占星術学習者(中級者)向けの記事です。 この「占星術師アキュバル The Art of Jyotish Astrology」のホームページを開設したのは、2018年2月16日の21時54分。 なぜ分単位まで覚えているかというと、その時刻はムフールタを見て決定したからです。 ムフールタとは、物事の発端となる期日のホロスコープを作成して吉凶を占う、いわゆる吉日選定のこと。 2017年6月に開催されたBVBサマー・セミナーでムフールタの講習がおこなわれたので、出席されたという方もいらっしゃるかもしれません。 http://astrodiary.blog114.fc2.com/blog-entry-857.html(清水先生のブログ) 僕自身はこのセミナーに出席できなかったのですが、清水俊介先生が翻訳された『ムフールタの教科書』を参考にして、自分なりにホームページ開設のムフールタに取り組んでみました。 「難解なムフールタがよくわかる!」という超ポジティブな売り文句通り・・・とはいかず、四苦八苦しながらも選

- 2018年2月19日
【月】の象意
中立的な吉星であり、蟹座の支配星。 母親。体液(リンパ)。芸術。大衆からの支持。液体を扱う仕事。旅行関係。水星は知性をあらわし、月は心(マナス)をあらわす。 満月に向かう月を「シュクラ・パクシャ」、新月に向かう月を「クリシュナ・パクシャ」と呼ぶ。 インド占星術鑑定のご依頼・お問い合わせはこちら https://www.akbar.space/contact

- 2018年2月18日
【マンデーン】いわゆる「共謀罪」を検証する
インド占星術学習者(中級)向けの記事です。 テロ等準備罪、いわゆる「共謀罪」法案が賛成多数で可決されたのは去年のことです。 「究極の強行採決」と非難された与党の強引な手法、金田法務大臣のあやふやな答弁、何より事実上一般市民を監視対象とするその法案内容には、国内外から多くの非難が寄せられました。 2017年には第48回衆院選で当選した山尾志桜里氏が立憲民主党と組んで「共謀罪廃止法案」を提出するなどの動きもありましたが、いまだに多くの国民の疑念は晴れぬまま現在に至っています。 さて、ここでは僕がとあるインド占星術研究のコミュニティに載せた「共謀罪」のホロスコープと分析を載せてみます。法案成立した、その当時に書いたものです。 最初に言っておくと、僕はこの「法案」には反対です。日本国憲法第19条の「思想・良心の自由」を侵すものであり、京都大学の高山加奈子教授が指摘している通り、権力者や大企業の「共謀」は処罰対象外としているあたり、権力による不当な国民の監視・コントロールを強める性質のものだと思います。 できるかぎりホロスコープは客観的に分析したつもりです

- 2018年2月5日
『オリエント急行殺人事件』を観てきました
(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation 去年のことになりますが、『オリエント急行殺人事件』を観てきました。 原作であるアガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』は名匠シドニー・ルメット監督など、過去に何人もの監督によって映像化されていることで有名ですね。それほど魅力的な題材だということでしょう。 実は一度シドニー・ルメット監督の同作を観たことがあるのですが、その時はなんだか体調が思わしくなく、ぐっすり寝てしましました。。。 そういうわけで、『オリエント急行殺人事件』に名誉挽回のチャンスを与えてあげようと思い(何様)、今回観てきたというわけです。 おりしも、この映画を鑑賞する直前の2017年12月7日、中東、いや全世界を激震させる発言がアメリカのトランプ大統領の口から飛び出しました。「エルサレムをイスラエルの首都として承認する」というものです。このニュースで世間が沸騰している時でしたので、冒頭にポワロがイスラエルの「嘆きの壁」の前で事件を解決するシーンから始まった時は正直驚きました。 このシー
