「本当に”使える”スキルを学ばせていただいているという感覚でした」レッスン受講生の感想⑩ N.Sさん
- blueastrologer
- 5月1日
- 読了時間: 8分

先日に続き、アキュバルのインド占星術プライベートレッスン「Jyotish Lesson for Biginners」(2025年度生徒募集中)の受講生が寄せてくれた感想をご紹介します。 ラオ先生の対談集『天の羅針盤』に感銘を受けてインド占星術の門を叩いたというN.Sさん。 大変なボリュームのご感想を寄せてくれましたが、これから一歩を踏み出そうとしている方にとって、非常に参考になることを実体験から記してくれていると思います。 よろしければご一読ください。
本当に”使える”スキルを学ばせていただいているという感覚でした。
インド占星術を学びたいと思ったきっかけ
私がインド占星術を学びたいと思ったきっかけは、ラオ先生の本との出会いでした。
私はこれまで占いに興味はあったものの、どこか疑問も感じていて、本格的に学ぼうとは思っていませんでした。
インド占星術に関しても、私が実際に鑑定してもらったり、鑑定してもらった人の話を聞いた感じでは、霊感のようなものを併せて使用していて信憑性に欠けていたり、恐怖心を煽っては高額な宝石やヤッギャ(儀式)を勧めるなど、お金儲けに使われてしまっているという印象でした。
しかし、ラオ先生の「天の羅針盤」という本に出会ったことで、私の占いに対する認識は大きく変わりました。
この本は、占星術家としての心構えや占星術の意義や可能性、さらに世の中に溢れる一般的な占星術への厳しい見方など目からウロコの内容ばかりでした。
特に印象的だったのは、ラオ先生の言葉の節々から感じられる高い精神性や倫理観、占星術を貶めまいとする気高さや清廉さで、読んでいて痺れるほどに感銘を受けました。
こんなにも学術的で意識の高い占星術があったのか、という衝撃と感動でした。
元々精神的な学びにも興味があったことからも、インド占星術を通じ、人生の神秘を探究すると共に、精神的な成長も得られれば素晴らしいと思い、ラオ式を学ぶ決心をしました。
「アキュバル先生のここが良い」レッスンのお勧めポイント
以下、私が実際にレッスンを受けて特に良かったと思うポイントです。
分かりやすい教材
全てカラーで絵や図も多く、説明文も簡潔で分かりやすく、インド占星術の難解さをかなり和らげてくれていたと思います。
勿論内容は簡単ではありませんが、私のような完全初心者でも理解しやすいように工夫して丁寧に作られていると感じました。
少人数なのがGOOD
授業中適度に質問を投げて下さるので、程よい緊張感の中、真面目に授業に向き合うことができました。また少人数だからこそ質問もしやすく、先生も受講者の理解度に合わせて授業を進行することが可能なのだと感じました。
LINEで気軽に質問できる
レッスン外でもLINEで質問できるのは個人的にとてもありがたかったです。
授業で理解しきれなかったこと、質問し忘れたこと、教材を読んでいて分からないことや疑問に思ったこと、いつでも気軽に質問できて、それに対ししっかりと丁寧に回答して下さいます。
しかも先生の返信も非常に早く、いつもビックリしていました。
実際に鑑定を行っているからこそのリアルな言葉
独学との一番の差は、やはりここかなと思います。
長年、そして現在進行形で鑑定を行っている先生だからこそ、鑑定の経験を通じたリアルな肌感覚も教えて下さいます。
「古典にはこう書いてあるけれど、実際に自分が鑑定してきた印象では〜」と言ったような解説をして下さるので、本当に”使える”スキルを学ばせて頂いているという感覚がありました。
何より先生のお人柄
レッスンを振り返って思う先生のお人柄は、聡明で、穏やかで優しく、気さくで、ユーモアたっぷり、しかし勉強は真面目に厳しくという感じの印象でした。
何より、良心的な価格の鑑定料とレッスン料、ブログの内容からも分かりますが、ラオ式の大切なガイドラインの一つである「モラルをすべてに優先させる」を体現されている方だと思います。
受講生が自らのホロスコープについて学び始めた際に陥りやすい恐怖心にも、柔軟で多角的な視点から常に前向きな見解を示して下さいます。
さらにレッスン中、先生ご自身でも分からないことについては、はっきりと「これについては自分も分からない」と仰って下さり、インド占星術へ対する真摯な姿勢が感じられます。
研究や鑑定を長年続けていたとしても、先生ご自身も常に学び続ける”学習者”であるというような謙虚さが、受講者にとって質問しやすい丁度良い距離感を作ってくれているのかもしれません。
レッスンに関する要望「もっとこうして欲しい」と思ったポイント
始めに言っておきたいのですが、先生のレッスンは私にとって満足度がかなり高く、不満は一つもありません。しかし、要望について絞り出すとしたら「もう少し宿題のようなものを出して欲しかった」かなと個人的には思います。
と言うのも、12月にテストのようなものをしたのですが、個人的にそれがとても面白く、発見も多く、かなり勉強になったので、こういうのをもっとやりたい!と欲が出てしまいました。
レッスンを終えて思うこと
やっぱり簡単じゃない
10ヶ月のレッスンは簡単なものではありませんでしたし、内容も濃かったと思います。
勿論個人差もあると思いますが、完全初心者の状態からレッスンを終えた今の自分としては、自信を持って鑑定できるとはとてもじゃないけど言えません。
ようやく第一歩を踏み出せた、という感覚です。
ラオ先生も本の中で「占星術を知れば知るほど、あなたは謙虚になります」と書かれていますが、現段階でもまさにそれを実感しています。
インド占星術は奥深く、学ぶほどに自分の未熟さを思い知らされます。
アキュバル先生もレッスンの中で「占星術は楽器の練習と同じで、毎日少しずつでも続けていく必要がある」と仰られておりましたが、本当にその通りだなと思います。
謙虚さを忘れず、占星術と真摯に向き合い続け、多くの時間を捧げた人だけが、人を占うことを許されるのかもしれないと、そんな風に思いました。
自分についての理解が深まる
学習者にとって最も身近なホロスコープは自分のホロスコープなので、まず自分自身と、自分の人生とじっくり向き合うことになるかと思います。
様々な角度から見て分析し、納得して腑に落ちたり、新たな一面を発見することもあるかもしれません。
私は自分のホロスコープを見つめる過程で様々なことを感じました。
自分自身と自分の人生がこの広大な宇宙の歴史の中でいかにちっぽけな存在であるかということ。同時に、他の誰とも異なる自分の人生がいかに特別で尊いものであるかということ。
何度も何度も自分のホロスコープを見つめるうちに、なんとなく愛おしく感じてきて、自分をより肯定的に捉えることができました。
どんなことを感じるにせよ、自分自身について深く考え、知ろうとすることは、今後の人生においても有意義なことに違いありません。
ヒンドゥー教色は少なからずある
ラオ先生も仰られているとおり、ラオ式のインド占星術はどんな宗教に属していても関係なく学べると思います。ヒンドゥー教のマントラを処方することもあるようですが、個人の宗教のお経や祈りの言葉などでも構わないそうで、かなり柔軟で現代的だなと思います。
上記のマントラ以外で特にヒンドゥー教的な思想を感じたのはカルマについてで、過去世があることも前提として扱われます。インド占星術にはそういう考えが根本にあるのだなと今回知ることができました。
個人的には、大変興味深いと思う一方で、カルマや過去世の情報が現世を生きる私たちに必要なのかという観点では、考える余地があるのかなと思います。
あまりお金にはならない
インド占星術を学んでみて分かったのは、他の占いと比べて(おそらく)段違いに労力がかかるため、真剣に的確に占おうと思えば一日に何人も占うことは不可能だということです。
今後AI技術が取り入れられたりすることもあるのかもしれませんが、現時点で本業にするのはかなり難しいと感じます。
基本的には奉仕の気持ちで行うのがインド占星術なのかなと思います。
インド占星術を学ぶ意味
先生の授業は「相談者を恐怖させない」ことを大切にされていると感じましたし、これは自分も鑑定を行う上で肝に銘じておきたいと思いました。
そしてやはり、人を不安にさせたり、恐怖させたりする占いに意味はないと、授業を終えてより強く思うようになりました。
先日、未熟ながらも鑑定した結果を妹に伝える機会がありました。
注意深く、慎重に言葉を選ぶ必要がありました。(続ければ間違いなくコミュニケーションスキルも磨かれると思います。。)
妹は「励まされたし、元気になった。仕事頑張ろうって思えた」と言ってくれました。
インド占星術を学び実践する意味ってなんだろう、と最近よく考えます。
占星術の神秘を学ぶことに終わりはなく、これからも多くの発見に驚かされることと思いますし、多分いつまでも楽しめるので、まず自分のためになっています。
ついでに人を励ますことができるのであれば、これほど素敵なことはありません。
これからもモチベーションの波はあると思いますが、続けていきたいと思っています。
最後に先生、素晴らしい学びの機会を、本当にありがとうございました!
これからも引き続きお世話になれましたら大変幸せです。 (N.Sさん 女性)
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