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吉星と凶星をゲームの難易度で例えると?


『FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE』(スクウェア・エニックス)より


今回は、吉星と凶星の違いについて少し説明してみたいと思います。


鑑定をしていると、しばしば「凶星ってどういうふうに『悪い』のでしょうか?」

と質問されることがあります。

例えばこんなダシャーをお持ちの方の場合。

2001年から最大吉星の木星期だったけど、4年前から最大凶星として評判の悪い土星期に突入。えぇ・・・これ、19年も続くのかよ・・・というケースです。


まず、吉星と凶星の区分を確認しておきましょう。

 

<吉星>

木星・金星・水星・月


<凶星>

土星・火星・ラーフ・ケートゥ・太陽

 

これが一応の区分なわけですが、水星や月は非常にSensitiveな惑星なので状況次第では吉星としての働きが弱まったり、軽い凶星のように振る舞うこともあります。また、太陽は一応凶星の枠には入っていますが、土星や火星に比べて凶意はそれほど強くありません。




難しいゲームはお好きですか?



以前から「木星は「直感」を与え、土星は「かたち」を与える。【ダブル・トランジット】その①」などの記事で書いてきた通り、僕は単純に吉星=GOOD、凶星=BADという考え方には否定的です。吉星は拡大するという役割があり、凶星はそれにかたちを与えたり、鍛え上げたりするという働きがある。


しかし、これをどのように説明しようかなと常々思っていたのですが、ある時自然にこんな言葉が自分の口から飛び出しました。


「ゲームに例えてみましょう。吉星のダシャーはNormalモード、凶星のダシャーはHardモードのようなものです。Normalモードはほどよい強さの敵をバッタバッタとなぎ倒せる爽快さがありますが、Hardモードは敵も強く、さまざまな制限があるために力押しでは勝てません。そこにやりがいがあるわけです」


ゲームというのは通常、用意された何段階もの難易度の中からプレイヤーが自由に選べるようになっています。例えば僕は『バイオハザード』シリーズが好きなのですが、Hardモードは敵も多いし、強いし、こちらのアイテムも少なくて常にギリギリの緊張状態です。

でもこれって、別にプレイヤーをいじめているわけじゃないですよね(笑)。

それだけにクリアした時にはすごい達成感があるし、もらえる報酬も特別なものになるわけです。


そんな感じで説明したところ、「すっごくよくわかりました」という感想をいただきました。

以来、この説明は自分でも気に入ってしばしば使っています。


もちろん、そんな余裕もないほど追い詰められている人にとっては気休めの言葉に聞こえるかもしれません。しかし、心のどこかで

「まあ、今日も神の用意したゲームを遊んでやるか」

と思う余裕があれば、見える日々の景色も少し違ったものになるかもしれませんね。


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