プロテニス選手のホロスコープ
今回はホロスコープの分析「職業編」です。
昨日、米カリフォルニア州インディアンウェルズで行われたBNPパリバ・オープンのシングルスでツアー大会を初制覇した大坂なおみ選手が話題になりましたね。個人的には、優勝スピーチで見せた年相応のキュートさと、「超」がつくほどの自然体っぷりが好印象でした。
では、プロテニス選手になるような人にはどんな特徴があるのか?
今回はプロテニス選手のホロスコープの共通点を探ってみます。
<プロテニス選手のホロスコープ>
それぞれ、誰もが名前を聞いたことのあるプロテニス選手のホロスコープです(諸事情で選手の名前は伏せてあります)。
【共通点】
①1室+3室+10室のコンビネーションがある →1室は自分、3室は娯楽・スポーツ、10室は職業。これらが結びついている。
②ウパチャヤ(3.6.10.11室)に凶星がある →ウパチャヤの凶星は闘争心、ガッツや忍耐力をあらわす。
③1室に金星がからむ
①は、前回の記事「ハウスと支配星」で出てきた「在住」と「支配」の考え方を応用すれば理解できると思います。試してみてください。
②は「強いホロスコープの条件」でも登場した条件ですが、特に逆境における力が試されるスポーツ選手にとっては、特に重要なパラメータとなります。
③は、要はケンドラに吉星があるということなのかもしれませんが、個人的にもう少し突っ込んで注目してみたポイントです。
これは、テニスというスポーツの歴史も関係しているのかもしれないと思い、ちょっと調べてみました。画像はのちのテニスにつながる競技「ジュドポエーム」。11世紀の修道院で考案されたというゲームで、 王侯貴族を中心に流行したそうです。
その後、18〜19世紀にかけてヨーロッパの貴族の間で大流行して多くのテニス・コートが建造されたそうですが、要はテニスとは本来、上流階級の遊戯であって、街中や広場の庶民の遊びから発達したサッカーのようなゲームとは発祥が異なるのですね。
闘争心はもちろん、ゲーム中のふるまいに優雅さ(=金星)が必要とされるスポーツだということなのかもしれません。
もちろん、現在のテニスは貴族の遊戯ではありません。しかし、こうした歴史の名残はどこかで影響を与えているものなのでしょう。個人的に興味深いポイントでした。