この恋実る?実らない?片思いのプラシュナ
ある占星術の研究グループで出されたプラシュナのお題です。
「相談者は片思いをしているが、この恋は実るだろうか?」
というもの。
繰り返しの解説になるかもしれませんが、プラシュナとは相談を受けた時刻と場所でホロスコープを作成し、物事の吉凶を占う方法のことです。占術でいえば易のような「卜占」にあたるもので、タロットカードのように占星術を使うテクニックですね。
ですが正直、本格的に占うとしたらプラシュナだけでは不十分で、相談者本人のホロスコープとダシャーを用意して、具体的な状況をしっかりと聞き取ることが必要です。
ですので、ここで紹介する僕の意見は決して正解や模範解答ではありません。あくまでひとつの解釈としてお読みください。
2018/5/4 16:06 東京都立川市
<ホロスコープの解説>
●ネガティブな点 ・イタサーラ・ヨーガ(※1)がひとつも成立していない(水星と月は遠い)。水星(1L)と土星(5,6L)、金星(2,9L)のイシュラーフ・ヨーガ(※2)が成立している。 ・1Lが7Hで減衰している。 ・7Lは逆行し、金星の支配する天秤座で、12L太陽にアスペクトされている。 ・8Hと8Lが傷付いている。 ・5Hに火星とケートゥが在住して傷付いている。 ・1Lと7Lが6-8の関係 ・金星が女性星座、土星が男性星座は恋愛のプラシュナでは良くない ●ポジティブな点 ・金星が9Hで無傷。ムーラトリコーナで強い。 ・7Hに凶星の影響がない。 ・D1は3つの惑星が定座以上で強い。 ・水星と月は遠いが、時間が経つと1Lと11Lのイタサーラ・ヨーガが成立する。
<鑑定結果>
総合すると、1Lと7Lの絡みが薄いし、D1でもD9でも12Hが結構絡んできているので、今片思いしているお相手とうまく行くかはちょっと微妙かも。 7Lが逆行してるし、7Hに減衰水星が在住なので、お相手はちょっと優柔不断な感じもしますし、他に好きな人がいる可能性も考えられます。 でも、相談者の方もそのうち他に気になる相手ができて、そちらでうまくいく可能性はありそうです。 ラグネーシュ(水星)とカレーシュ(土星)の度数差で、だいたい8か月後(23−15=8)くらいに進展あり、と考えられます。