検索
- 1月28日
星座やハウスを超えてつながる惑星「ディグリーコンジャクト」
ラオ式占星術の中核をなす技法といえば「PAC」。 勉強されている方にとってはおなじみの用語だと思います。 PACとはPosition、Aspect、Conjuctionの頭文字を取ったもので、惑星やハウス同士がどのようにして「つながる(絡む)」かを端的に説明した言葉です。 アスペクトに関してはずっと前に書いた「インド占星術のアスペクト・ルール」がよく読まれているようなので、よければこちらを参照してください。 PACは基本中の基本。 しかしながら、絡み方はPACだけではなく、例外もあります。 星座交換もそのひとつでしたね。ナクシャトラによる絡みもそう。 今回説明するディグリーコンジャクトはその例外のひとつ。一見PACで絡んでいないように見えて「実は絡んでいる」という現象をもたらします。 ディグリーコンジャクトとは? コンジャクトはPACのC、「惑星同士が同じ星座(ハウス)に在住すること」です。 ディグリーとは、例えば「水星は牡羊座の12°にある」とか「月は獅子座の29°にある」とか、それぞれの天体が星座のどこに位置するかを示す数字です。 すなわち、


- 1月18日
ナクシャトラ【スヴァーティー】の象意
位置:天秤座 6° 40′ 〜 天秤座 20° 00′ 支配星:ラーフ 方向性:ティルヤン=ムカ(前向き)※ 性質:チャラ=チャラ(可動)※ 生理:腸、胸 象意: シンボルは風。支配神はヴァーユ(風の神)。 新しい始まりとそれに続く成長を示唆するナクシャトラであると同時に、風に象徴されるような揺らぎ、落ち着きのなさを暗示する。 また、サラスヴァティー女神と特別な関係にあり、サラスヴァティーの崇拝は月がスヴァーティーにある時に始めるとよいと伝えられる。 哲学的な傾向や思慮深さ、宗教的な価値観への傾倒。 独立したビジネスや専門的な仕事。苦行を行う修行者。深遠な学問を学ぶ人。 ※ティルヤン=ムカに適した活動・・・旅行、乗馬。道路の建設など ※チャラ=チャラに適した活動・・・乗り物の運転、乗馬、旅行など ナクシャトラとは? 黄道360°を27分割した星座のことで、360°÷27=13° 20′がひとつのナクシャトラの幅となる。月が毎晩ひとつのナクシャトラから次のナクシャトラに動いていくように見えるため、「月の花嫁」とも呼ばれる。ナクシャトラはダシャーの惑


- 1月10日
マンデーン占星術のホロスコープ②【建国図,ヴァルシャファラ,etc】
Salam! たまたまなのですが、先日鑑賞したある映画のアフタートークでウクライナの政治評論家ナザレンコ・アンドリーさん、その少し前にはウクライナの国際政治学者のグレンコ・アンドリーさんなど、最近ウクライナの方々のお話を直接聞く機会に恵まれました。 彼らの訴えは切実で、いつも心を動かされます。 昨年の12月21日にはゼレンスキー大統領がワシントンを訪問して米国連邦議会の上下両院合同会議で演説し、その内容が話題になっていましたね。 ゼレンスキー大統領は 「あと2日で、私たちはクリスマスを祝います。おそらく、キャンドルの明かりで。その方がロマンチックだからというわけではありません。電気が使えないのです。私たちはクリスマスを祝います。たとえ電気がなくても、私たちの信仰の光は、消えることはないでしょう」 と語りましたが、個人的に彼に感じるのは逆境を通じて練り上げられた言葉の力です。 前回の「マンデーン占星術のホロスコープ①」でヒンドゥー・ニューイヤーチャートを扱いましたが、上はウクライナの2022年の新年図です。 10室(行為)には金星と木星というふたつ


- 1月2日
2023年の鑑定受付終了しました!
あけましておめでとうございます。
昨年は大変多くのご依頼をいただき、また、レッスン生にも恵まれ、非常に印象深い一年になりました。
そして、いつもご指導くださる清水俊介先生やBVBの先生方、先輩や同期、後輩たちにこの機会を借りてあらためて御礼申し上げます。 で。 2023年を迎えてまだ間もないのですが、今年の鑑定が定員となってしまいました。
昨年12月1日に予約受付を再開したのですが、まさか一か月で埋まるとは思いませんでした。
ありがとうございます。
よくお客さんに「いつも埋まっているなんて、人気ですね」と言われるのですが、ただ単に定員が少ないだけという事情もあるので、果たして「人気がある」のかどうかよくわかりません。
ただ、鑑定まで半年以上の期間「待ちます」と言ってくださった方々は並々ならぬ思いを託してくださったのだと思っています。 僕としてはその思いに応えるべく、全力を尽くす所存です。
どうか鑑定まで気長にお待ちいただければと思います。
それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
これをご覧のあなたにJyotish(光の神)の祝福が

