【ダブル・トランジット】その②〜仕事における上昇期〜

「木星は「直感」を与え、土星は「かたち」を与える。【ダブル・トランジット】その①」の続きです。 前回は、土星と木星のアスペクトが重なる星座(ハウス)のテーマが活性化するというダブル・トランジットの概念についてご紹介しました。 今回は具体的なホロスコープを例に挙げ、実際にダブル・トランジットがどのように作用しているのか検証してみます。 |ダブル・トランジットが示す「成功の時期」 すでに何度か取り上げていますが(「俺はまだ本気を出してないだけ?象意反転の【ニーチャバンガ・ラージャ・ヨーガ】)、ふたたびアル・パチーノ様にご登場いただきます。 過去の記事では、ニーチャバンガ・ラージャヨーガ※1を題材にしてパチーノがいかに成功への階段を登っていったのかを解説しました。その記事の中でも触れていますが、バイトしながらレッスンに通っていた彼が映画に出演するきっかけになったのは、1969年1月にヴィムショッタリ・ダシャーが太陽期に切り替わった直後のトニー賞(演劇・ミュージカル分野で授与される)の受賞。 では、ダブル・トランジットでもこのことを説明することができるのでしょうか? これは太陽期に変わる少し前、1968年6月17日のトランジット・チャートです。 なぜこの日付を選んだかというと、この日から土星が牡羊座に入ったから。 さて、どの星座でダブル・トランジットが起きているかわかりますか? 答えは、牡羊座ですね。 ここで上のアル・パチーノのチャートと照らし合わせて考えてみてください。 牡羊座はパチーノにとって10室にあたります。 つまり、1968年6月17日以降は10室(仕事)が活性化され、パチー

木星は「直感」を与え、土星は「かたち」を与える。【ダブル・トランジット】その①

Salam(こんちは)!アキュバルです。 台風ですが、毎回大震災並みの被害を残していますね。知り合いは多摩川の近くに住んでいるので避難指示が出たようですが、幸いうちのほうは特に大きな被害はなく、無事でした。 みなさんはいかがお過ごしでしたか? さて、今回はトランジットで使えるテクニックについてひとつご紹介します。 トランジットという呼び方には聞き覚えがある人も多いと思いますが、要は現在の、リアルな天体配置のことです。 生まれた瞬間の天体配置を「冷凍保存」したネータル・チャートと、この現在進行形のトランジット・チャートと照らし合わせて読むことで、よりイベントのタイミングを絞ることができるようになるため、占星術家必須のテクニックといっても過言ではありません。 さて、ではそのトランジット・チャートで使える「ダブル・トランジット」とはどういう技法なのでしょうか? |ダブル・トランジットとは? ダブル・トランジットの「ダブル」とは、木星と土星のこと。木星と土星、両方の惑星のエネルギーが影響している星座(ハウス)はそのテーマが活性化されるというもので、このことは最初、K.N.ラオ先生によって提唱されました。 「だれにとってもなにか重要なことが起きるときは必ずトランジットの土星と木星が重要な役目を果たしている」(『Ups and Downs in Career』) 木星は「拡大・発展」の惑星だから違和感はありませんが、凶星である土星にそんな力があるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんね。しかし、そこが惑星の象意の裏表というか、機微というか、まさに「肝」になるポイント。 もともと凶星として忌

ナクシャトラ【バラニー】の象意

位置:牡羊座 13° 20′ 〜 牡羊座 26° 40′ 支配星:金星 方向性:アドゥ=ムカ(下方)※ 性質:ウグル=クルーラ(攻撃的・冷酷)※ 生理・病気:頭部・足の裏 象意: 誕生。母親からの愛情と支援。大きな量。 創造性。接客業。食物に関わる仕事。 屠殺場。監禁。高い地位や権力を持つ人々。 シンボルは子宮。死の神ヤマを支配神とする。 ※アドゥ=ムカに適した活動・・・火を使う活動、詐欺、武器の売買など ※ウグル=クルーラに適した活動・・・井戸・池掘り、基礎工事、地下構造物の建設など ナクシャトラとは? 黄道360°を27分割した星座のことで、360°÷27=13° 20′がひとつのナクシャトラの幅となる。月が毎晩ひとつのナクシャトラから次のナクシャトラに動いていくように見えるため、「月の花嫁」とも呼ばれる。ナクシャトラはダシャーの惑星や期間を決める重要な要素であり、他にもムフルタやホロスコープの解釈などに用いられる。 #ナクシャトラ

【ジェイミニ占星術】チャラ・ダシャーの計算方法その②

サラーム(こんちは)。アキュバルです。 少し時間が経ってしまいましたが、「【ジェイミニ占星術】チャラ・ダシャーの計算方法その①」の続きを書きたいと思います。 前回の時点で難しさを感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、なんと今回はそれに輪をかけた煩雑さ。でも、ダシャーの仕組みや構造を知ることはインド占星術の深淵を覗き見ることでもあります。 一度やっておいて損はありません! ちょっと長くなりますが、「やってやるぜ!!」という鼻息の荒い方はお付き合いください。 というわけで、前回の続きです。 |ダシャー・ピリオドの求め方 前回の計算では、マリリン・モンローのホロスコープを例にチャラ・ダシャーの「順番」を導き出しました。 今回は、それぞれの星座が受け持つダシャー・ピリオド(期間)を計算してみたいと思います。 基本ルール ①上の図(赤は順旋、青は逆旋)を参照して、ピリオドを計算したい星座が順旋か逆旋か把握する。 ②その星座の支配星が、星座から数えて何室にあるかカウントする。その際、順旋なら時計回り、逆旋なら半時計周りに数える。 ③算出した数字から1を引く。 マリリン・モンローの魚座のダシャーを例に考えてみましょう。魚座は逆旋の星座です。魚座の支配星である木星は水瓶座に在住しているため、魚座から反時計回りにカウントすると2室。2−1=1となり、魚座のマハーダシャーは1年間ということがわかります。 ここでひとつ例外則。たとえば、牡羊座に火星が在住していたとすると、順旋でも逆旋でも1−1=0となり、期間が0年になってしまいます。しかし、こういう場合はぐるーっと一周してきたと考え、13室目と考

占星術師アキュバル

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