【対面鑑定】職業において、土星の果たす役割とは?
ちょっと久々の更新になってしまいましたが、今回は占星術で読み解く職業、そして土星の果たす役割について見てみたいと思います。 たとえば、「植物」がその人の職業に関わることが読み取れたとします。 しかし、植物を扱うことが職業になるといっても、その形態はさまざまです。 土を耕し、植物を生育させる生産者。その流通や販売に関わる人。また、カウンセリングなどでアロマやハーブを使う人たちもその範疇に含まれるかもしれません。 では、どのように職種を判断するのか? 今回は、その一例として土星の果たす役割について注目してみたいと思います。
「農業」のコンビネーション
こちらは最近鑑定させていただいた、占星術カウンセリングをされている方のホロスコープ。この方のユニークなところは植物をカウンセリングに取り入れていることです。もちろんご自分で生育もされるようですが、生産者というわけではありません。あくまで植物をご自分の仕事(サービス・カウンセリング)に活用していくというスタンスです。
こちらは、現在医療関係の職種についているものの将来的には実家に戻って農業を始めたいと考えている方のホロスコープ。あくまで生産者として、一次産業としての農業に携わりたいという望みを持っています。
というわけで、このふたりのホロスコープを見比べてみましょう。
職業といえば10室ですね。
10室、および10室の支配星が絡む惑星で共通しているのは、
月、金星、火星。
ひとまず、このあたりが「農作物」をあらわす惑星だと仮定することができそうです。
それぞれの惑星には月=水 金星=植物 火星=土地という象意があり、どことなく農業を彷彿とさせるものであることがわかりますね。
しかし、Oさんのホロスコープでは10室にも10室の支配星にも土星が絡んでいるものの、Tさんのホロスコープでは一切土星の影響はありません。ここにひとつの大きな違いがあります。
職業のおける土星の代表的な象意は「肉体労働」「ハードワーク」。つまり、Oさんのホロスコープはあくまで「生産者」として農業に携わるという立場をあらわしているといえそうです。
土星が与えてくれるもの
土星、肉体労働、というとほとんどの方はあまり好ましくない印象を受けるかもしれません。キツイ、しんどいというような。 しかし、僕が最近はIT技術を農業に導入するという動きが盛んだから勉強してみたら、と言った時のOさんの反応は印象的なものでした。 「いえ、私は便利だから、楽になるから、というのには興味ないんです。やっぱり自分の身体を使って、土とともに生きたいんですよね」
こういう人にとっては、土星の果たす役割は重要です。身体を使い、時間をかけて、粘り強く自然と向きあう・・・。そのことに喜びを感じる人にとって、土星は恩恵をもたらす存在になるでしょう。 忌み嫌われがちな土星の役割については「木星は「直感」を与え、土星は「かたち」を与える」の記事でも取り上げているので、よろしければご参照ください。 それでは、台風も近づいていますのでみなさまお気をつけて!
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