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【的中鑑定例】時刻修正の結果が衝撃でした!

  • 執筆者の写真: blueastrologer
    blueastrologer
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分



以下は先日鑑定した方から届いたフィードバックです。

この方はもともとインド占星術に興味があり、インド占星術を学んだことも、鑑定してもらったこともあるということでした。


要は、僕が時刻修正したホロスコープがとても納得できるものだったというご感想です。

時刻修正とは、以前からブログの中でたびたび書いていますが、鑑定に入る前に提示された出生時刻が正しいかどうかを検証する作業のことです。

この作業なくして、インド占星術はその高い的中力を発揮することはできません。


この方は他のインド占星術師に過去何度か鑑定してもらっていたようですが、今回のように時刻を修正されたのは初めてということでした。


参考までに、時刻修正のプロセスを少しだけご紹介します。

内容的には支配星やアスペクト、ハウスと惑星の基本的な象意がわかっていればそこまで難しくありません。

ヒントになったのは、この方からヒアリングした


・複数の外国語を学び、海外留学の経験もある

・貿易事務や英文事務の仕事に従事していた という特徴的なエピソードです。



語学留学のコンビネーションはあるか?



こちらは時刻修正する前のホロスコープ。

まずは海外への語学留学というエピソードがホロスコープで確認できるか見てみましょう。


海外留学をあらわす代表的なコンビネーションは5室(学習)と12室(外国)の絡みです。

また、言語学を意味するケートゥやコミュニケーションの表示体(カーラカ)である水星の役割も重要であると思われます。


上の修正前のホロスコープでは、金星が5室と12室を同時に支配しているものの、5室とケートゥの絡みが希薄です。


では、修正後のホロスコープを見てみましょう。



修正後は、アセンダントが双子座から蟹座に移動しています。

これにより、各星座に割り振られた12ハウスがひとつずつズレるわけです(12ハウスはアセンダントを起点に割り振っていく)。


こちらのホロスコープでは、左側のD1(出生図)において5室(学業)を支配する火星がケートゥ、および12室(外国)を支配する水星にアスペクトしています。

火星から水星へのアスペクトは特殊な8番目のアスペクトですね。

→「インド占星術のアスペクト・ルール」参照 さらに右側のD9(ナヴァーンシャ)を見ると、同じく5室を支配する火星は12室にあり、ケートゥに8番目のアスペクトをしています。 D1でもD9でも、5室―12室―ケートゥのコンビネーションが成立しているのがわかります。

また、修正後は1室がどちらもラーフ・ケートゥ軸(ともに外国をあらわす)に重なるのも大きなポイント。

1室に絡む惑星はその人のパーソナリティや嗜好に大きな影響を与えます。


また、修正後のD1には貿易事務・英文事務という仕事も明瞭にあらわれています。

10室を支配するのは同じく火星で、12室(外国)を支配する水星(事務・会計)とケートゥ(言語)にアスペクト。さらに火星は「船舶・海運」をあらわす月にもアスペクトしています。


こうした作業で「こちらのほうが確からしい」という感触を得たら、あとはお付き合いやご家族や転職のタイミングなど、他のエピソードでも検証を進めていきます。

ちなみに今回、この方のホロスコープを修正するためには母子手帳の時刻を10分程度ずらす必要がありましたが、経験上は10分の誤差であれば十分あり得る範囲だと思います。


この方はインド占星術経験者だったので、修正後のホロスコープでダシャーを見直してみたところ、ご自身の経験したエピソードにぴったりと当てはまっていたというご報告を寄せてくれました。

的中鑑定例といってよいかわかりませんが、自分にとっても、相談者の方にとっても非常に納得できる修正ができたケースとなりました。



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