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イメージボード&設定資料集



Salam! 先日ウェブサイトをリニューアルして以来、何人かの方から「素敵ですね」というお褒めのお言葉をいただきました。ありがとうございます!


リニューアルにあたってはアニメーターのよしおかさんと相談の上、物語性を重視してキャラクターや世界観の設定などを相談して練り上げていきました。

その過程で生じたイメージボードの数々はとても興味深く、本当にアニメ作りにイチから携わっているような体験をすることができました。


せっかくなので、今回の記事ではその一部をご紹介させていただきます!




インド占星術において非常に個性が強く、特徴的な性質を持つラーフ。

もともとはインド神話にその起源を持ちますが、その姿はしばしば蛇をモチーフに描かれてきました。

このサイトにおいてもラーフはドラゴンの姿で登場しています。

「欲望」「業」を象徴するラーフが黒くて禍々しいイメージであるのはすぐに決まりましたが、よしおかさんのアイディアでペットサイズになり、手乗り文鳥的な可愛さが出てきました。


ちなみにラーフとケートゥは実体のない幻影なので、自在に好きな姿に変化することができるという設定です。




ラーフと対をなす存在であるケートゥ。

凶星でありながら解脱の象徴とされるケートゥは純白の羽根と王冠のようなツノが特徴的なデザインに。ケートゥは蠍座の「火」の性質を持つとされますが、火焔のような尻尾がワンポイントで良い味を出しています。 ラーフとケートゥは主人公の旅に随行するバディ的な存在で、『水戸黄門』であれば助さん角さん、『セーラームーン』でいえばルナとアルテミスみたいなイメージです。





「鑑定」ページのイメージボード。場所はイランのイスファハンにあるチャイハネ(喫茶店)をモデルにしています。


なぜインド占星術なのにイラン(ペルシャ)なのか?

これはペルシャ音楽を学んでいる自分自身の経歴から来たものなのですが、個人的にはインド占星術だからといって必ずしもインドのイメージに固執する必要はないと思っています

もともとJyotishは5000年以上前に聖仙たちが天啓によって授かったものであり、その頃には当然現在のようなインド文化やヒンドゥー教はありませんでした。

もちろん、占星術を自国の文化として守り抜いてきたインドには最大限の敬意を払っていますが、発祥を辿れば、そこには西にも東にも属さない純粋なJyotishが存在していたということですね。

きっとそれは、近いペルシャの地にも伝わっていたに違いありません。





今回新たに追加した女性キャラクター。

ちゃんとセターラ( ستاره ペルシャ語で「星」という意味)という名前も付いています。

出身はトルコの山村、職業は踊り子。髪には生まれ故郷の花である「木槿(むくげ)」を一輪差しているという設定。下のイラストは旅衣装バージョンですね。

イラストを描くだけならこういうは情報は必要ないのかもしれませんが、あえてこだわって設定を細かく積み上げていきました。


ちなみに衣装は見ておわかりのようにベリーダンスがモチーフ。ネットで見つけた、ある女性芸能人さんのベリー衣装がデザインに取り入れられています。






「イントロダクション」のイメージとアキュバルの衣装設定。

マントの中には軽量の甲冑を着込んでおり、腰帯にはイランの縦笛「ネイ」が差し込まれています。

ちなみにこの「アキュバル」はあくまでイメージであって、鑑定士本人にはあまり寄せていません。まあ、前々前世くらいではこのくらいの男前であってほしいなという個人的な願望です!



というわけで今回は舞台裏というか、設定資料とイメージボードのご紹介でした。 機会があればイラストレーションをさらに充実させていきたいと思っています(^^)

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